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  • 令和5年12月定例会 12月11日 本会議 一般質問
  • 政新クラブ  丸山 章 議員
1 市長の2年間における公約の成果について
(1) 市長の公約である45項目について、令和5年11月1日現在の進捗状況を公表し、実施(継続中含む)12項目、一部実施・着手済31項目、未着手2項目とした。しかし、成果は表面的でアリバイづくりのように思われるものも散見されるため、特に疑義等がある以下の項目について聞きたい。
 ア 実施(継続中含む)としたもの
  (ア)「不妊不育治療費を国の保険適用まで全額無償にします」は、実施しなかったのではないか。
 イ 一部実施・着手済としたもの
  (ア)「特定健康診断の受診率を上げ、寝たきりを少なくし『介護保険料や健康保険料を安く』します」について、主な実施内容は以前から取り組まれてきたものであり、新たな具体的取組はなかったのではないか。
  (イ)「地産品を購入してくれた都市住民が大災害時に上越市を避難先にできる『保険サービス』を提供します」について、先進地調査やニーズ調査の結果を示してほしい。
  (ウ)「ウッドショック(世界の材木不足)から、地元木材の利用を進めます」について、主な実施内容は、市長就任前から作成、推進されていたことであり、新たな具体的取組はなかったのではないか。
  (エ)「国のSDGs未来都市制度の導入に取組みます」について、令和4年12月議会で私の一般質問に対して、国のSDGs未来都市モデル事業に、市長はまだ判断できる状況ではないとしたはずではないか。
 ウ 未着手としたもの
  (ア)副市長4人制、市長直轄の政策諮問委員の設置について、なぜ未着手としたのか。
2 上越市通年観光計画(中間とりまとめ)について
(1) このたびの計画は、目新しい企画が乏しく、中身は実証実験や研究、検討が多いうえ、事業費を7年間で50億円を見込むとしている。この内容で、市長公約の通年観光へと導いていけるのか疑問であり、本気度が伺えない。以下の点について聞きたい。
 ア 全体計画
  (ア)計画概要の「主な施策」に市長の公約がほとんど入っていないのはなぜか。
  (イ)3地域の「実現のためのステップ」3項目中の検討・構築に関する事項のまとめ及び実施体制確立の予定年度はいつになるのか。
  (ウ)3地域ごとの各施策の優先順位(1番~3番)について聞きたい。また、優先順位1番目の施策に重点的に予算配分する予定なのか。
  (エ)春日山地域のエリア別施策展開案が6つあるが、整備を優先して取り組むエリアはどこか。
 イ 春日山地域
  (ア)「謙信公の城下町」を体験できる春日山城の整備を目指すとしているが、7年間の具体的な実施内容と、全体計画の何割程度の整備を予定しているのか。
 ウ 直江津地域
  (ア)「直江津D51レールパーク」を一部鉄道遺産の集約施設(鉄道博物館)として位置付け、整備・保存・継承していくとしているが、市長公約の鉄道博物館の建設は断念したのか。
  (イ)全国に蒸気機関車が500両程あり、既に直江津D51レールパークでSL乗車体験が行われている。こうした状況下で、D51-75の移設・動態保存するとしているが、整備費には状態が悪い場合で5~6億円程を要する。果たして、投資に見合うだけの費用対効果、新しい価値を見出せるのか。さらに、鉄道マニア等の集客には活かせると思うが、通年観光に繋がっていくのか。
 エ 高田地域
  (ア)民間事業者がファンドを組成し、空き古民家・町家を活用して、店舗、宿泊施設、ショップ等の経営に取り組んでいる愛媛県大洲市の取組を参考にしているようだが、当市の城下町の歴史的街並みの保全を推進するうえで、大洲市の取組が当市に当てはまるのか。また、上越市バージョンはどのような体制・取組になるのか。
  (イ)通年観光計画において、町家を歴史文化遺産と捉え、町家に居住している市民が町家を改修等したい場合に、支援する考えはないか。
  (ウ)統一した雁木町家の活用策を整えないと、民間の都合で改修等され歴史的財産の価値を損ねることも懸念されるほか、歴史的な街並みを保全(形成)ができない恐れもある。雁木町家保存条例を整える必要があるのではないか。
  (エ)大町通りにおける雁木町家の活用策における最終着地点は、どのような姿を想定しているのか。
  (オ)浄興寺大門通りにおいて、道路、電柱、街灯、橋等の門前通りの雰囲気を感じる景観整備を行うとしているが、7年間の具体的なスケジュールを示してほしい。