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  • 令和5年9月定例会 9月25日 本会議 一般質問
  • 無所属  宮越 馨 議員
1 「まちづくり」を進める上での市政運営の基本戦略について
(1) 「まちづくり」の基本は、そのまちの価値をどう高めるかにかかってくる。上越市のまちづくりをどのようにしようとしているかを改めて聞きたい。また、市長任期折り返しの時点においても、さしたるまちの動きが見えないが、第7次総合計画に依拠するのみではなく、市長自身の上越市の発展ビジョン(例:のびやかJプラン)をどう考えているか。
(2) 「まちづくり」の進め方の基本は、まちの歴史文化をベースに「総合的・俯瞰的」「体系的」「計画的」に進めなければならないが、ただただ「通年観光、通年観光」と騒ぐのみで、具体策は出てこない、では困る。足踏みするばかりではなく、直ちに多くの市民が待望している「高田城の枡形門の復元」や、「かがやき号」の停車、春日山駅名を「謙信公駅」へと名称変更するなど予算をかけず効果が出るような具体策もある。そして「街ノベーション」はまちづくりの基本である(私の市政報告を参照)。もたもたせずに見える政策を直ちに打ち出すべきと考えるが、具体的に何を実行しようとしているか。
(3) 公的行事として公費を使いながら、数多く開かれている「移動市長室」や「市民と市長との対話集会」の目指すものは、まちづくりの在り方を探求することにあると思う。しかし、その実態は陳情会に見えるが、これまでの成果として、具体的にどのような面で市政に反映されているのか。
(4) 威勢よく、荒唐無稽な発言とも受け止められている、子育て日本一、住みよさランキング全国1位、雁木通りの世界遺産を目指すという目標を掲げているが、どういう対策をとりながら目的を達成していくか、その内容と達成状況と今後の見通しについて聞きたい。また、令和5年6月定例会での私の質問に対し、人口減少対策として「やらなければいけないことは多数ある」と発言しているが、多数あるとした中川市長ならではの具体的な政策を示してほしい。
2 「まちづくり」の重要な根幹事業である公共下水道整備区域の見直しの一部修正の是非について
(1) 金谷地区大貫平山団地及び和田地区西田中企業団地区域(同区域の上越大通り沿いも含む。)を公共下水道整備区域から除外するという見直しは、区域関係者の十分な理解が得られるに至っていないと認識する。また、本来の下水道法の理念と照らし合わせても、当該2地区の事業の見直しは不合理であり、民意を反映しているとは言い難い。したがって区域関係者の意向を尊重し、当初計画通り公共下水道整備を推進し、都市住民の生活環境(資産価値)の向上及び企業活動の円滑化に資するようまちづくりを進めるべきと考えるが、所見を聞きたい。
(2) 当該2地区の公共下水道施工区域の見直し範囲は、このたびの見直し予定区域全体の面積のうちどの程度に当たるか。また、市内全整備区域面積に対して占める割合はどうか。さらに、2地区の見直しを外した場合の事業費はどの程度変動し、全体に及ぼす影響はどうか。
(3) 都市計画(公共下水道整備区域)の決定は市長が行うものの、住民(都市計画税の負担者など)の意見を聞くとともに都市計画審議会に諮った後に最終決定となるが、これまでの進め方、即ち手続として見切り発車的な整備(改定合併浄化槽整備事業等)を行うなど瑕疵はなかったのか。
(4) 国及び県からの指導もあり、人口減少下における公共下水道整備の在り方を見直すというが、こうした事業の推進に当たっては施行自治体の事情を十分踏まえて行うのが通例である。当市のまちづくりの観点から判断するならば、2地区とも山麓線の整備の進展地域、新幹線周辺の整備が進む地区である。人口が増え、また、企業進出が進む地区であり、上越市の発展に著しく貢献する地区でもある。したがって「まちづくり」の視点からしても2地区を外す理由が見つからない。まちづくりの視点からその必要性についての所見を聞く。
3 中川市長の政治姿勢と政治家としての本質・資質について
(1) 市長の市政運営のスタンスにはバラバラ感があり、場当たりかつ職員への丸投げを強く感じる。また、しがらみのない市政というが実態は異なるように疑問が残る。いったいどのような考えで、何を目的として市長職を目指したかを改めて聞きたい。
(2) 私の質問だけでなく、様々な質問(記者会見も含む。)に対しても的確かつまともな答弁は少なく、市民も含めて大いに困惑している。また、本会議における部長等の答弁が多く、政治的責任のある市長とのやり取りが軽んじられている。市長の答弁が中心になって質疑・質問ができるように改善の余地はないか。
(3) 任期半ばになっても意図的に私との政策協定を果たそうとしないことが、まちの発展に大きな後れを取っていることは誠に残念でならない。市長の政治力・政策力・実行力・決断力に限界を感じるが自らをどう評価しているのか。
(4) 数々の異常ともいえる言動(場当たり的発言・人の心を傷つける)を見るに、ただただ権力を持つ市長になりたかっただけとしか思えない。市民の失望感は高まるばかりだ。市長職を何と心得ているか、その「心」「真意」を聞きたい。
(5) 中川市長の市議会議員2期8年の間に取り組んだ政策はどうであったか。市長として取り組む政策(公約)との関連性と実効性、有効性について聞きたい。
(6) 市内の特定私立高校への発言など、市民に向けての言動は、上越市長の歴史上あり得ない言動が多すぎる。中川市長は常に「ふるさとを愛そう(地元愛)」と言っているにもかかわらず、こうした市民に対してリスペクト(敬意・尊重・配慮)を欠く資質・言動は出処進退問題に値する。県下第3の都市の地位を下げるばかりで、市長の器に非ずと言わざるを得ない。所見を問う。